癒やしがきっと、そこにある…。
今回のレビューは、PS4版『添いカノ~ぎゅっと抱きしめて~』になります。
オーソドックスな選択肢形式のADVゲームとなっております。
もともとは、戯画制作のPC版が原作で新規要素が追加されたコンシューマ版になります。
1.スペック
クリックで展開します!
下記情報は記事公開時点の情報となります。
公式サイト | http://www.entergram.co.jp/soikano/ |
タイトル | 添いカノ~ぎゅっと抱きしめて~ |
ジャンル | 添い寝&イチャラブ学園ADV |
対応機種 | PlayStation©4/PlayStation©Vita Nintendo Switch™(ダウンロード版のみ) |
発売日 | 2019年2月21日 |
価格 | 通常版6,980円(税抜) 完全生産限定版8,980円(税抜) PlayStation©4/PlayStation©Vitaダウンロード版6,091円(税込) Nintendo Switch™ダウンロード版5,980円(税込) |
CERO | C(15才以上) |
販売元 | エンターグラム |
画像の出典 | 画像は全てハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの |
権利表記 | ©GIGA/ENTERGRAM |
2.どんなゲーム
毎日同じ夢を見て中々熟睡出来ない主人公小鳥谷 航平(こずや こうへい)が、不規則な生活リズムを持った不登校(登校はしているが、教室には来ない)ヒロイン熊倉夜明(くまくら よあけ)と出会うところから物語は始まります。
ヒロインについては、同級生2人に先輩1人後輩1人と合計4人います。
ストーリー構成はオーソドックスな共通ルート+各ヒロインルートです。
分岐については、シンプルな選択肢方式。
各ルートへは選択肢後に出てくるヒロインで判別(出てきたヒロインのフラグが+1)できるため容易に各ルートに入ることが可能でした。
以下、共通ルート、各ヒロインルートの感想を記載しております。
随所に若干のネタバレが含まれていますのでネタバレしても良いよ!って人は
引き続きご覧下さい。
ルートのレビュー内容はココをクリック!
共通ルート:とある理由のために園芸部を復活させる必要があり主人公含めヒロイン達が 生徒会と戦うことになります。 そこまで険悪ではなく、割とほのぼのしてるので そういうのは好みで無い人も、やんわりと楽しめるかと思います。
その後各ヒロイン4人のルートに分かれていきます。 それぞれのヒロインのルートの話の概要を以下に記載します。
●熊倉夜明(くまくら よあけ)
本作品のメインヒロイン。
限定版のパッケージやゲームの起動アイコンに選抜されるキャラクター。
基本昼夜逆転しているのか、いつもおネム。
またそれでクラスに馴染めなくなり、登校はしているがいつも教室に現れません。
実はプロの歌手の姉がおり、その遺伝子があるのか音楽の才能が急に物語で開花されます。
●片桐つばめ(かたぎり つばめ)
元生徒会の会長で家が裕福なお嬢様。
お世話好きで、メインヒロンの熊倉夜明や主人公をよく膝枕する お姉さんキャラ。
声優の岡本理絵さんの演技が本当に素晴らしく声質とキャラがマッチングしているのか 全編フルボイス(本作品はフルボイスです)で飛ばさず聞きました!
それくらい、そこには癒やしがありました。
勿論、その他の声優さんの演技も良かったのですが 好みなのか、特別耳に残りました。
ストーリーとしては、一番”普通”で、よくあるエンドを迎えます。
そこまで起承転結も起こらないので、一番印象がなかったのですが
それ以上にキャラが立っていたと感じたヒロインでした。
あー、こんなお姉さまがいれば学園生活はもっと楽しいんでしょうね。(遠い目
●千雪灯子(ちゆき とうこ)
美術部員で保健室に仮眠しにいくサボり魔同級生。
ヒロインの中では、テキトー&ツッコミ担当。
またメインの話が美術部員の絵に関する内容で 絵を書く描写のシーンでは急に真面目キャラになります。
主人公もその点について、やたらギャップ萌えを公言しており あー、そういうギャップ萌え枠なのかと感じながら読み進めていくことになりました。
このギャップはスポーツアニメとかでよく見る普段勉強は出来ないけど スポーツを始めた途端『クールになる!』そういうギャップが適当かと思います。
一番現実に居そうなキャラクター特性のため、身近に感じること 間違いなしです。
まぁ、筆者の周りにはおりませんでしたけどね!
●花塚藍果(はなつか あいか)
一つ年下の従姉妹で、主人公とその妹と一緒に暮らしている女の子。
実はオタク趣味で、このルートだけ主人公が急にアニメ好きになり 少し他のルートとは毛色が違いました。
毛色が違うと言っても、ちょうど3人目の攻略対象でしたので 中だるみなくプレイ出来ました。
個人的にオタクなので、特に違和感なくプレイでき あー、こんな葛藤あったなぁ~☆って懐かしく思わせるそんな描写も多々ありました。
3.良い点
癒やしがそこにある!
キャラ、ストーリー、BGMそれぞれに癒やし成分があり
落ち着きます。(効能は個人の感想です)
ジャンルの記載に”添い寝”との記載があるので
意図的にその辺りは調整されているかと思います。
ちょっとテンション高いギャグやシリアステイストな
ストーリーに飽きてきた人には、是非オススメかもです。
筆者も殺伐とモンスターを狩るゲームの合間にプレイしていたのですが
ニヤニヤしながらプレイしていました。
BGMがオススメ!
プレイして頂ければわかるのですが、特に『sifflement』は頻度が多く
耳に残り口ずさみたくなるメロディーです。
また『soleil』も落ち着いたメロディーでこのゲームの癒やしの良さを
前面に出していると感じました。
オープニング、エンディング・挿入歌楽曲もそれぞれタイトルに合った曲が
割当られているため、物語をより楽しむことができました。
追加ストーリーがある!
各キャラ攻略後に解禁される要素として、クリア後の
ストーリー展開があります。
イベントイラストもあるので、本編クリア後も楽しめます。
ネタバレしても良い方はココをクリック!
また妹の凛空ちゃんイベントもありました。
添い寝モード搭載!
ヒロイン4人と添い寝することが可能なモードが
ヒロイン攻略後に追加されます。
これがまた可愛らしく、ボタンを押すと反応したり
寝息を立てることも。
おおお、可愛すぎて自身の息の根を止められてしまうほど。
ただ、PS4版だと枕元にディスプレイを置けない環境の人が
殆どかと思います。
そのため、PSVitaやSwitchでないと十二分に
楽しむことは難しいと感じました。
あと、家族がいる場合も注意が必要です。
皆までは言いません笑
サブキャラ全員良き!
現生徒会の船生 紫子(ふにゅう ゆかりこ)にその姉で保険の先生である
船生 菜々子(ふにゅう ななこ)。
しっかり者の妹小鳥谷 凛空(こずや りく)にヒロイン夜明の姉である
熊倉 朝音(くまくら ともね)とストーリー上必要不可欠なサブキャラ達は
どのキャラも洗練されており、いいキャラを出していました。
ちなみに熊倉 朝音の声を当てている上間江望さんがOP&EDを担当されておりました。
4.不満点
全体的にストーリーが短い!
上記にも記載している追加ストーリーを考慮しても
短いと感じます。
逆にライトなアドベンチャーゲームを期待されている方は
不満点には入らないくらいのボリュームになります。
藍果ちゃんのED前ストーリーの蛇足感!
ネタバレ含みます。問題無い方はココをクリック!
EDに入る前のイベントで、主人公とのキスを園芸部メンバーから即される
描写がありました。
ただ、そのあと急にEDに入るため、その描写は正直蛇足だと感じました。
オタクであることを主人公の妹で親友の凛空に伝えるまでは
流れとして至極まっとうだったので、そこで切ってしまって
無理に長くしなくても良いと感じました。
5.気になった点
CG差分と話がリンクしていない箇所がある
ネタバレ含みます。問題無い方はココをクリック!
藍果ちゃんの追加ストーリーで、ケーキを作ってもらう イベントがあります。
そこで表示されるCGですが、そのシーンだけではそんなに 違和感はないのですが、その後“裸エプロン”との言葉だけが 後々登場してきます。
そこで、あ!ここはご家庭用版の際に修正された箇所なんですね!と 気づくことが出来ました。
正直大人な事情で修正は必要だと思いますが、文言も合わせて 修正するべきだったかと感じました。単語を変えるだけで良かったですしね。
寧ろ、PC版もプレイしてねというメーカ側の配慮かとも考えました。(恐らく杞憂ですが)
6.プレイ状況
プレイ時間 | 14時間 |
トロフィー状況 | トロコン済み |
トロフィー難易度 | 易しい(難しい>普通>易しい) |
7.まとめ
きっとタイトルの名前やゲームアイコンなどで機会損失している、そんな
タイトルだと感じました。
本作品のオススメポイント
●添い寝までしてくれるかわいい女の子がでてくる!
●とにかく癒やし癒やし癒やし!
●ライトな感じでサクサクプレイ!
中身は王道の学園もので、随所に癒やしが見え隠れする恋愛シュミレーションゲームでした。
是非気になった方は、プレイしてみてくださいね。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
でわでわっ!
●しらせの個人評価指数:★★★★☆
面白さ | ★★★★☆ | このようなADVゲームがお好みでしたら十分楽しめると思います。 |
操作とゲームプレイ | ★★★★☆ | よくあるADVゲームのシステムは入ってるので気になることはありませんでした。 スキップが快適だったので、シーンジャンプは一度も利用することがありませんでした。 |
グラフィック | ★★★★☆ | 可愛らしいイラストばかりでした。 添い寝など個人的に一部違和感を感じたので、その点だけ気になりました。 |
サウンド | ★★★★★ | 気持ちが安らぐBGMの数々、本当にありがとうございました。 |
リプレイ性 | ★☆☆☆☆ | ADVゲームの特性上リプレイ性は無いです。 |
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