春の風物詩の一つといえば、そう桜(さくら)です。
はい、今回のレビューはPS4版『さくらさくら』になります。
ハイクオソフト制作のPC版が原作のコンシューマ版のアドベンチャーゲームです。
原作は2013年と少し昔の作品ですが今プレイしても遜色なく楽しめました。
今回も全力ネタバレ回避レビューをしていきたいと思います。
目次
1.スペック
2.どんなゲーム
とある事情により男子校から転向してきた主人公稲葉徹(いなばとおる)。
これまで女の子がいる生活とは無縁だったが所以、次の部活動では女の子が一番多いところに入ろうと心に誓っていた。
とポジティブだったが編入試験がギリギリで、元々住む予定だった高級ホテルのような寮に入寮することが出来なくなり横にひっそりと佇む寮『月見荘』に住むところから物語は始まります。
Wヒロインの三角関係を描く珍しい作品なので、ハマる人にはハマるそんな作品だと感じました。
キャラ・ルートのレビューを以下に記載します。
またこのゲームには、普通のADVゲームとは一味違うシステムが搭載されています。
その点は少しネタバレを含んでいますので、問題無いよって方は続きをご覧く下さい。
3.良い点
王道な学園モノストーリー
少し前の作品ですが、王道な学園モノのストーリーでキャラの掛け合いやテンポが良くサクサクプレイできる作品です。
収集要素有り
ゲーム的な収集要素としてアイテムを集める要素があります。
と言っても普通にストーリーを読んでいたり、選択肢をある程度こなしていれば全て埋まるので、そこまで過敏にはならなくても良いと思います。
人物の背景がそこで語られていたりもしますので、是非詳細まで読んでみて欲しいです。
このキャラクターって結局どういうアレだったの?みたいな疑問は本編にはなく、この要素で判明することがありました。
また、サウンドやストーリー付き(トロフィー条件になっている)も有り、中々遊びが詰まっていると感じました。
サブキャラ含めて全編フルボイス
このようなゲームの特性上ヒロインなどの女の子しか声がつかない場合が多いですが本作では主人公を除くフルボイスになっているため、とても賑やかで臨場感がありました。
好みにはなると思いますが、個人的には出てくるキャラクターに全て声が入っている方がプレイしていても楽しいですし、違和感を感じないため、
このようにフルボイスでそれぞれのキャラクターに魂が込められてると嬉しいです。
昔のゲームぽい演出がある
アイコンやBGMなどどこか懐かしい感じのゲーム演出が盛り込まれています。
寮でキャラクターが移動する際は、デフォルメされたキャラクターが移動したり、扉を開いたりと芸が細かいと感じました。
その辺りの描写は、文章で書くと味気ない場合が多いので、まさにゲームに昇華した演出だと言えます。
表情もそのキャラクター上部に表示されるエフェクト(正式名称は特に記されてはいなかったです。)で表示されます。
4.不満点
システム回りが少し使いにくい
本ゲームやたらと選択肢が出てくるにも関わらず、セーブ出来る数がそれに見合っておりませんでした。
そのため、チョコチョコセーブするプレイをしている筆者などは序盤のセーブを上書きするなどの対処が必要でした。
スキップは、そこまで遅くないので、最悪ガンガンスキップで読み進めることも出来ますが、日付などのデータがユーザに見えるシステムでは無いため、文章を読む必要がありました。
また、バックログが現在表示されている文章から1行ずつ遡るタイプでした。
これは非常に使いにくかったです。
5.気になる点
CGのクオリティに差がある
CS版で追加CGがあったのですが、5年間の空白の期間があるのかクオリティの差が割とあります。
6.プレイ状況
■プレイ時間 | 18時間 |
■トロフィー状況 | トロコン済み |
■トロフィー難易度 | 易しい(難しい>普通>易しい) |
7.まとめ
王道学園モノストーリーに加えて美術部、運動部(あえてこの表記にしております)の雰囲気を楽しめるドタバタ三角関係アドベンチャーゲームでした。
悪友が中々の悪さをするゲームを選んでプレイしたい、三角関係モノが好き!という方にはピッタリな本作です。
●三角関係
●収集要素豊富
女の子ばかりじゃなく、バカやってる友人とワイワイガヤガヤする学園モノを楽しみたい人にオススメです。
またギャグ豊富ですが、シリアスな場面もしっかりとシリアスしていますのでご安心頂ければと思います。
本記事は、以上になります。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
でわでわっ!
●しらせの個人評価指数:★★★★☆
面白さ | ★★★★★ | ヒロイン良し、サブキャラ良し、モブ良しでテンポも良く最後までだらけること無くプレイ出来ました。 |
操作とゲームプレイ | ★☆☆☆☆ | よくあるADVゲームのシステムは入ってるので気になることはありませんでした。 シーンジャンプは無いため、途中セーブがないとスキップするしかありません。 またバックログが1行で最新の表示から遡っていくタイプだったので、使いづらかったです。 |
グラフィック | ★★★☆☆ | 初代からあるグラフィックは少し荒く感じました。 逆に追加分は良かったです。 立ち絵はどれもGOODです。 |
サウンド | ★★★★☆ | メインルート、サブルートを選択する場面では16Bit音源のBGMが使われるなので凝っていました。 OPを含め、作品にとてもマッチしているかと思いました。 欲を言えば、もう少し印象的な内容もあればと思いました。 |
リプレイ性 | ★☆☆☆☆ | ADVゲームの特性上リプレイ性は無いです。 |
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